Conquerer アコースティックギター 日本製 そよ風カスタム

¥31,500

説明

※こちらのページは販売テストページとなっております。TOPページより現行の販売ページをご覧ください。

 

Conquerer(Bruno Conqerer)は、1960年代〜1970年代に荒井貿易が海外輸出製品に使っていたブランド名のようです。話題に上るのはエレキギターが多いですが、こちらはアコースティックギターです。

中古市場でもなかなかお目にかからない希少個体なのではないでしょうか?

GIBSONのLGシリーズと同様のスモールサイズ、またラダーブレーシングが採用されていることから、LG-1 をお手本に作られたものと思われます。

そんなこちらのギターを「そよ風カスタム」として塗装をリフィニッシュしました。

入荷時にやや音のこもり感があったため、トップのみ全て剥離し、シェラックニスでリフィニッシュしています。

サイドバックはオリジナルのウレタン塗装のままです。

塗装を剥ぐ前は音がこもってサスティーンが少なく感じましたが、シェラックの極薄塗装を施した後は、弦同士の共鳴が増え、優しく弾いてもよく響くようになりました。

ギターの音はトップ板の響きが非常に重要ですので、トップのみシェラック再塗装するだけでも繊細で開放的な響きに変わります。

こちらのギターは内部のブレーシング(力木)がラダーブレーシングで組まれており、シンプルながら迫力のあるサウンドが楽しめます。

また、年数の経過に伴い木が乾燥してカラッとした響きが魅力的なギターですが、塗装の変更によりさらにその魅力が向上しました。

小ぶりで抱えやすく、気軽に爪弾きたい方におすすめです。

ぜひお手に取ってみていただきたい1本です。

・こちらは年数の経過した中古商品ですので、相応のキズなどがありますが、クリーニングと調整は行なっておりますのですぐにお使いいただける状態となっております。

・工房にて現金払いもしくは銀行振込での購入の場合、5%割引させていただきます!

・購入後1年間は、演奏性についての再調整を無償で対応致します。(送料はご負担ください)

◾️スペック

トップ:おそらくスプルース合板

サイド:おそらくローズウッド合板

バック:おそらくローズウッド合板

ネック:不明(マホガニーのような木目)

ブリッジ:ローズウッド

◾️コンディション

【ネック】

ペグ:オリジナル

ナット :オリジナル(プラスチック)

ネック幅1f :43mm

ネック厚さ1f :約25mm(太め)

フレット:7割残り

指板:良好、ほぼ反りなし

トラスロッド:やや余裕あり

12f弦高 6弦 :2.7mm

1弦 :2.2mm

弦長:625mm

【ボディ】

キズ:小傷のみ

ブリッジ:ローズウッド

サドル:牛骨

エンドピン:ローズウッド

ピックガード:なし

塗装:トップシェラック、その他ウレタン

ブレーシング:ラダーブレーシング

◎シェラック塗装について:

シェラックとは、ラックカイガラムシの分泌物を原料とした天然のニスです。

シェラックは樹液を主成分とする天然素材であり、他の一般的な塗装材料よりも共鳴を阻害する可能性が低く、非常に薄い塗膜で仕上げられるため、木材の共鳴を優しく制御し、ギターの音響特性を最大限に活かすことができます。

古くからバイオリンや家具などの仕上げに使われますが、一般的なラッカー等に比べて塗装に手間と時間がかかることから、現在では一部の手工ギターや高級ギターに施されるのみとなっています。

◎シェラック塗装のお取り扱いについて:

シェラックは柔らかい塗料で傷がつきやすく、受け取った当日に傷がつくこともあるかもしれませんが、音響効果の高いシェラックの宿命だと考えていただければと思います。

ヒビなどが発生した時は、ボディに対して余分なストレスが解放されてより良い響きに変化していくためと考えられます。

ただし木地が出る程度まで放っておくと汗や汚れが染み込んでしまうため、補修が必要になります。(その場合は有償にて補修がいたしますので、ご連絡ください)

またシェラック塗装のギターを保管する際には、直射日光や極端な湿度や温度の変化を避けることが重要です。また、湿気や乾燥から保護するために、適切な湿度と温度を維持するための環境管理も必要です。

この個体はトップ板のみの塗装で、ケースに入れたり、ハンガーにかけたり、スタンドに立てたりする時にはそれほど気を使わなくても大丈夫です。